僕はあるんです…山の中でスッポンポンになった事が。それは…
【新・恐怖の昆虫実体験レポート(第1話)】
破廉恥! 山の中で全裸になった僕は?
  94年の7月9日。クワガタ採集する為、愛機『Z−1』片手にあの!モリアオ
ガエルが生息する神奈川県横浜市旭区S山を訪れました。「とりあえず、木を蹴っ
てみるか」心の中でそうつぶやくと、僕は目の前にあるクヌギ達を次から次へ!
蹴飛ばしていきました。・・・クタクタになりながら数十本目の木を蹴った時、上か
ら何か細かいものがバラバラと僕に降りかかって来ました。「うわっ、何だぁ?」
「・・・・・・」「げげぇっ、赤蟻が俺の頭に!」小さい赤蟻がたかっている感触を全
身の皮膚で感じ取った僕は気が狂いそうになって獣のように吠えまくりました・・・。
 気が付くと僕はフル○ン姿になっていました。いつのまにか全ての服を脱ぎ捨て
ていたのです。しかし、幸いな事にそこは滅多に人が訪れる事のない山奥でした。
正気に戻った僕はとにかく全身にたかっている無数の赤蟻達をタオルで振り払いま
した。でも、髪の毛に付いた蟻はなかなか取れません。「ちくしょう!」僕はやけ
くそになって、(酸欠になって失神してしまわないだろうかと思えるくらい)強烈な
ヘッド・バンキングをただ一人、山の中で全裸姿のまま繰り返しました。その時で
す!  突然モトクロスに乗った人物がゆっくりしたスピードで僕の真横を通り過ぎ
ていきました。・・・40分後、クワガタ採集を諦めて下山した僕は、相模鉄道「上
星川駅」のまん前に銭湯があるのを見つけ、迷わず飛び込みました・・・・・・・・・・・・。
 僕はそれからというもの、クヌギを思いきり蹴飛ばす事が出来ません。 〔了〕

多分、不評! 新・恐怖の昆虫実体験レポート(第2話)
【次回予告】屈辱! 糞食虫の棲息する原っぱで僕らは!?
      お・・・おええぇ!?

恐怖生物実体験