「えんがちょ」と言えば…僕がガキの頃、こんな事がありました。
(以下、汚文注意!)
【新・恐怖の昆虫実体験レポート(第2話)】
屈辱! 糞食虫の棲息する原っぱで僕らは!?
 ある日の事、突然、糞の中に入っているコガネムシが欲しくなったので、悪友
(実体験シリーズの彼)を誘って、(地元では有名な糞の多産地帯である)家の
近くの原っぱへ捕りに行きました。
「あった!」現地へ着くと、すぐにまるまるとした立派な犬の糞が見つかりまし
た。早速僕らは足元に落ちている小枝を拾って、その大きな糞を分解し始めまし
た。「く、くせえ…」あまりの臭気に二人ともむせ返り、ひどく苦しみましたが、
それでも…これは、あの小さくてカッコ良いコガネムシを手に入れる為の試練な
んだ! と息を止めながら必死に耐えました。あの憧れのコガネムシを求めてそ
れから数時間、二人は無数に落ちている糞を片っぱしからばらばらにしていきま
した。しかし、結局…欲しくて欲しくて仕方のなかったダイコクコガネは見つか
らず、代わりに体長5ミリくらいのカッコ悪い、正体不明のコガネムシが数体捕
れただけでした。それらは自分の飼っているオオカマキリに食べさせる事に決め、
素手でじかに掴んで持ち帰りました(すでに手が糞まみれなので、それらをじか
に掴む事など屁でもありません)。翌日学校に行くと、僕らはクラスの女子達に
えんがちょ扱いされ、バリア(【barrier】解説:…指をある形にすると汚物的存
在〔えんがちょ〕に対しバリアを張った事になります。おっと、そんな事ご存知
ですよね?)を張られました。しまった!
…どうやら、昨日僕らが必死になって糞と熱いバトルを繰り広げている場面を女
子の誰かに目撃されたみたいです。その噂はまたたく間に学校中に広まり、しば
らくの間、僕らは『糞転がしのお兄さん』と呼ばれ、皆から恐れられました。
(汚い話でどうもすみません…)

恐怖生物実体験